アンダーマイニング効果とは?【行動経済学】

人の行動には動機があり、動機が保たれることによって行動が継続されます。

アンダーマイニング効果とは「土台を壊す・弱体化させる」という意味であり、動機が崩れてしまう現象です。

人の心理はとても不思議で、あるきっかけを元に途端にモチベーションがなくなってしまいます。

今回はモチベーションと深く関わりのある、「アンダーマイニング効果」について話します。

報酬が動機を阻害する

内発的動機によって行動していたものに対し、外発的動機を与えられると動機が内発的から外発的に移り変わってしまう。
その時、外発的動機がなくなってしまうと、元々内発的に行動していたものができなくなる。

「内発的」というのは、例えば自分が好きで行っているものであったり、自主的な動機を指します。

一方「外発的」は他者から与えられる動機であり、代表例を挙げるのであれば給料が良い例です。会社員が働くのは基本的には給料を得るために働いています。

人は、内発的動機から外発的動機にすり替わると、動機がなくなったときにモチベーションが保てなくなってしまうのです。

例えば、趣味でやっているような自主的にしている仕事に対し報酬を与えられると、人は報酬のために働こうと行動動機が入れ替わってしまいます。

この時、報酬を与えられなくなると元々趣味でやっていたような仕事も、動機が保てなくなってしまいます。

好きなことも仕事にすると好きじゃなくなる。というのは外発的動機にすり替わってしまうのが大きな要因かもしれませんね。

「あの」大スターも知っていた

皆さんはメジャーリーガーのイチロー選手をご存知でしょうか?

世代にもよると思いますが、ほとんどの方が知ってると思います。

様々な偉業を達成されたイチロー選手ですが、彼は国民栄誉賞を過去に「3回」も辞退されています。

辞退された理由について彼は「今の段階で国家から表彰を受けると、モチベーションがするのではないか」と説明されてます。

イチロー選手がアンダーマイニング効果という言葉について知ってたかはわかりませんが、報酬が動機を阻害してしまうことを彼はすでに知ってたんですね。

「人生の幕を下ろしたときにいただけるよう励みます」ともコメントを残されています。彼の精神は見習う部分が多いですね。

まとめ

本当に自分が好きでしているのであれば、外発的動機にならないよう報酬を安易に受け取らないよう気を付けましょう。

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