プライミング効果とは?事前の情報が解釈を左右させる【行動経済学】

プライミング効果とは、事前に与えられた情報によって物事の解釈を左右してしまう心理現象です。

例えば子供の頃、「ピザと10回言って」とその後「じゃあここは?」と肘を指しながらクイズをだすような遊びが流行った経験はないでしょうか?

実はこれはプライミング効果を使ったクイズであり、事前に与えられた情報から、通常であれば「ひじ」と回答するところを「ひざ」と回答してしまう心理現象なのです。

今回は、プライミング効果についておこる日常の罠、プライミング効果を使った事例についてお話しさせていただきます。

日常に潜むプライミング効果

心理学用語では、事前に与えられる情報を「プライマー」それによって受ける刺激を「ターゲット」と呼びます。

プライミング効果とはプライマーによって、ターゲットが変わってしまう心理現象です。

突然ですが、あなたは今ペットショップにいることを想像してください。


ペットショップには「リス」「ネコ」「ハムスター」が並んでいます。

それでは、下記の空欄を埋めてください。


おそらくあなたは、「うさぎ」を想像したのではないでしょうか?

私たちの脳は、獲得した情報をネットワークのように数珠繋ぎで関連性の高いものから近くに紐づけ、関連性が薄いものは遠くに紐づけされていきます。


このように私たち人間は、プライミング効果により事前に与えられた情報によって、後続の判断に影響を及ぼす性質を持っています。

通常、単に「う〇ぎ」とワードをだされただけでは、いくつかの候補が浮かび穴埋めに時間を要しますが、連想させることで後続の判断に迷いがなくなるのです。

CMによる判断の影響は大きい


冬になれば、クリームシチューや鍋など温かいものが放送されます。

今日の晩御飯はなににしようか、と考えたときに普段目にしていたCMによって無意識に温かいものが食べたくなります。

このように日常の判断1つ1つは、事前に刷り込まれていた情報によって選択を無意識のうちに判断する傾向があるのです。

プライミング効果の特徴として、それぞれの判断は「無意識」に行われるということです。

プライミング効果を用いた事例

プライミング効果は、実際にマーケティングの手法に使われていたり、また子育てや勉強法にも利用されています。

例えば、恋愛ではデート中に「楽しい」「嬉しい」「面白い」というようなポジティブなワードを頻繁に出現させることで、ポジティブな情報が刷り込まれデートが終わった後に思い返すと良い結果に傾きやすいのです。

またプライミング効果は、記憶法としても優秀です。

記憶法として応用

あなたは時計を目にしたとき、とっさに用事を思い出したような経験はないでしょうか

実はこれもプライミング効果の一例で、用事が時間と関連付けられ脳裏に刷り込まれていたために、時計を見た瞬間に「用事」が連想されるのです。

これは記憶法としても利用することができ、もし「忘れてはいけないもの」「覚えることが難しいもの」があるとすれば、それらに関連する覚えやすいものを刷り込ませておくことで思い出すことができます。

元素記号であれば「水平リーベ僕の船」のように連想ゲームで覚えますよね。

最後に

プライミング効果は私たちの生活に深く関わりのある心理学で、知らぬまに事前に与えられた情報(プライマー)によって判断している場合が多いです。

プライミング効果を利用することで、日常における様々な場面を好転させることが可能です。

まずは、1日1回ポジティブな発言を発するよう心掛け人生そのものをさらに良い方向へ好転させましょう。

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