投資初心者が知っておくべき、心理学5選

投資を始めるにあたって、テクニカル手法や、ファンダメンタルを利用した相場分析、様々な方向から学習を始めるかと思います。

しかし結論、相場が動くのは取引する人あってのものと根底を無視してはいけません。

心理学を学ぶことで、取引する人々の心理を知ることができ非常に高い優位性を持つことができ、加えて自身の精神状態を心理学の観点から見ることで失敗を事前に防ぐことも可能です。

今回は投資初心者にとって、まず知ってほしい心理学を5選、選出し記事にしました。

この記事を読み終える頃には現在よりも1歩、更には2歩優位性を持って相場に臨めるはずです。

2~3分ほどで読み終えることができますので、是非お付き合いください。

プロスペクト理論

投資行為において最も重要である心理学であり、プロスペクト理論を克服しなければトレードで勝つことはできません。

プロスペクト理論とは、喜びと苦痛は比例しない心理です。

簡単に言ってしまえば、少ない利益と多くの損失から得られる満足感、もしくは喪失感は同じであるということです。

加え、この心理には苦痛が一定まで大きくなると、苦痛が鈍くなり感じにくくなる性質を持っています。(塩漬けとはまさにこの心理から生まれる)

プロスペクト理論に従えば誰でも損大利小のトレードを繰り返し、資産は尽きてしまうでしょう。

利益は数pipsの変動で慌てて利益確定し、損失は数10pipsあろうと見ないふりをし放置。

似たような経験はないでしょうか?

プロスペクト理論について学習をすることで、自分の心理状態を客観的に見ることができるので、失敗を事前に防ぐことが可能です。

認知バイアス

認知バイアスとは、思い込みや決めつけによって起こる偏りであり、「~であろう」となってしまう心理現象です。

有名な例としては血液型占いが挙げられます。

医学的根拠なんてどこにも存在しないのに、血液型それぞれで性格は異なるといった思い込み、決めつけがさまよっています。

こういった認知バイアスが投資家の判断を誤らせ、トレードを失敗まで運んでしまうのです。

認知バイアスは、都合の良い情報を集め、また都合の悪い情報は切り捨て自己のバイアス(偏り)を強める性質を持っています。

トレードでは、自分のポジションを支持する意見、情報だけ集め、はたまた自分に都合の悪い情報は切り捨ててしまうために、「自分のトレードは間違ってない」と勘違いをおこしてしまうのです。

掘り下げていけば「正しいトレード」そのものが存在しませんが、認知バイアスの厄介な性質としては、都合が悪い情報を切り捨てていることに気づけないことですね。

一歩離れて、自分自身を客観的に見ることが大切です。

少数の法則(ギャンブラーの誤謬)

少数の法則とは、少ない試行回数からも大数の法則が当てはまると勘違いしてしまう心理です。

例えばコイントスの結果は「表」か「裏」の2分の1であり、何万回と試行すればそれぞれの結果は限りなく2分の1に近いものとなります。

しかし、3回表が連続すれば次に表が連続する確率は「16分の1」だと勘違いし、「次は裏がでるであろう」と勘違いしてしまうのが少数の法則です。

コイントスの結果は常に2分の1であり、多くの試行の中で5回、10回と連続することは決して珍しくはないのです。

トレードにおいても同様で、1回のみの取引でこのトレードは失敗であった。もしくは成功であったと判断する場合があります。

しかし、トレードは何度も繰り返し行うものですから、少なくとも10回、20回と繰り返し初めて、そのトレードは有効であったのかどうかが判断できます。

もし1回1回のトレードで精神を摩耗しているのであれば、そのトレードは大きな枠組みの中の1回にすぎないことを考えましょう。

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは、簡単に言ってしまえば「みんなが買っているものを買いたくなる」心理です。

バンドワゴンは誰でも参加することができ、非常に賑わっています。

そして次から次へと参加者が増え、次第にワゴン車は進むことができなくなってしまい、一旦後退し乗車人数を減らします。

バンドワゴン効果は相場の本質そのものであり、トレンドが発生すると市場参加者はトレンドに飛び乗り、トレンドは更に強くなります。

しかしトレンドにも限界が訪れ、一旦後退し再度進むための力を蓄えます。

このように1つのトレンドといっても1方向にずっと進むわけではなく、必ず前進と後退を繰り返しトレンドを形成していきます。

相場を作り上げているのは、テクニカルでもファンダメンタルでもなく、あくまでも人間の心理から作り上げられてるということを覚えておきましょう。

選好の逆転

トレードは人生の中で多く繰り返します。

そして、最終的な目標に達するため、1つ1つのトレードを繰り返していきます。

その数あるトレードの1つの利益に目が眩んでしまい、利益確定を急いてしまったような経験はないでしょうか?

トレーダーであれば、個々のトレードに固執することなく淡々とこなしていくのが理想的ですが、選好の逆転現象により、人間は未来の利益以上に、目先の利益に目が眩んでしまう傾向があります。

もし、今含み益をどうすべきか判断に迫られているのであれば、今のトレードは数ある中の1つであることを思い出し、感情に左右されずトレードを実施しましょう。

最後に

繰り返しになりますが、トレードをしているのが人間である以上、相場は人間の心理によって作り上げられています。

心理学を学ぶことによって、また違う目線から相場を見ることができます。

テクニカルやファンダメンタルを利用した相場分析も大きな武器ですが、心理学もまた、大きな武器であるということを意識してください。

タイトルとURLをコピーしました