目先の利益に目がくらむのはなぜ?選好の逆転現象【投資心理学】

投資をするうえで「選好の逆転」という現象は深く関わりがあります。

選好の逆転とは、行動経済学において人の好みは状況に応じて変化する現象ですが、「目先の利益に目がくらみ、未来の大きな利益には目がいかない」といった「選好の時間的な逆転」が投資行為に大きく関わります。

今回は投資を行っていくなかで必ず遭遇する選好の逆転現象について記事にしました。

投資は選好の逆転にあらがわなければいけない

トレードをしていくなかで、目標利益に到達してなくとも心理的に利益確定を迫られる場面にでくわしたことはないでしょうか?

「今、利益確定しないと含み益はなくなってしまうかもしれない」

「目標には達してないが〇〇だから利益確定しよう」

と何かしらの理由をつけ目先の利益に飛びつき、満足してしまう。


「選好の時間的な逆転」とはまさにこの現象であり、当初建てていた目標や、戦略も目先に利益によってかき消されてしまうのです。

投資はあくまでも将来のためのもの


短期、長期、どちらの投資スタイルであっても最終的には将来のための投資です。

1度の投資で莫大な資産を構築するようなスタイルであれば話は異なりますが、おそらく大多数の方が将来のために数年を見越して投資をしていると思います。

選好の逆転現象に囚われ、目先の利益にしがみついていると最終的な目標を見失いがちです。

短期、長期に関わらず、数年後あるいは数十年後の利益のために行動していくことが大切ですね。

人間は本質的に選好の逆転現象に囚われ、目先の利益に目が眩んでしまいますが投資をするうえで選好の逆転には逆らう必要があります。

短期スタイルであれば目先の利益、損失に一喜一憂せずに。
長期スタイルであれば、目標としていた価格まで堪えて、利益確定を我慢する必要があります。

目先の利益、結果に囚われずに将来の利益のために行動していくことが重要ですね

自身の力量に見合った投資を行う

ここで言う力量は、もちろん投資行為そのものの実力も指しますが、力量=資産にもなります。

選好の逆転にあらがい、将来を見据えた投資が大切ですが、それはむやみに長期投資を行えばいいというわけでもありません。

目標利益を高くすれば高くするほど、伴ってリスクも大きくなります。

自分の力量では扱えないリスクを背負ってしまうと、将来の利益を迎えいれる前に相場からレッドカードを出され一発退場を余儀なくされる可能性もあります。

プロスペクト理論

人間はプロスペクト理論といった性質を持ち合わせてます。

プロスペクト理論とは、利益から得られる満足感以上に、損失から感じる苦痛が大きく、また損失が大きくなると感応度が鈍くなるというものです。

自身の力量に見合わないリスクを抱えてしまうと、プロスペクト理論が働き、含み損を抱えたときに正常な判断ができなくなってしまいます。

選好の逆転に逆らおうとむやみに長期的な大きい利益目標を掲げてしまうと、リスクを扱いきれなくなり本末転倒です。

様々な視点から見たうえで、将来を見据えた投資を行う必要がありますね。

まとめ

  • 将来を見据えた投資をするために、選好の逆転に逆らう必要がある。
  • 逆らおうとむやみに長期投資をすればいいわけではない。
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