イチロー選手から学ぶ目標設定「上昇選好」とは?【行動経済学】

人はなにかを行う上で必ず目標を設定します。

例えば、「〇〇をやりとげる」といったような漠然な目標であったりまたは「〇〇%以上」といったような明確な目標です。

目標は行動するうえでのモチベーションになりますし、目標を設定するという行為はなにかをする事において非常に重要なことです。

目標を追いかける際、人は何%というような変動する目標よりも、0を100まで積み上げていくような目標のほうがモチベーションが高まる傾向にあり、これを行動経済学では「上昇選好」と呼びます

よりよいパフォーマンスを発揮するためには、上昇選好に則った目標設定を行う必要があります。

今回はそんな目標設定にて、あの歴史に名を刻むほどの偉大な「イチロー選手」から実際の話に基づいて、目標をどう設定すべきか?について記事にさせていただきました。

人は時間の経過につれて満足が拡大することを好む

「上昇選好」から人は時間の経過につれて、満足が拡大していくことを好む傾向があります。

ではイチロー選手は、年間200本安打という記録をどのように目標を設定し、達成し続けることができたのでしょうか?

ここで野球のバッターの成績についての話ですが、選手には必ず打率というものが結果として残ります。

例えば、10打席でヒットが0本ならば打率は0割、5本打てば5割、10本打てば10割になります。

野球界では打率以外にもさまざまな数字があり、これらの数字を保つために励んでいる選手は殆どではないかと思います。

しかし、行動経済学の観点から人は「打率」を目標にするのではなく、「安打数」を目標にするべきなのです。

イチロー選手は「打率」ではなく「安打数」を目標にしていた

イチロー選手は意識してかは不明ですが、シーズンの目標を打率ではなく、「安打数」に設定しモチベーションを高めていました。

もしこれが打率であれば、上昇選好から離れることに加え、下がる可能性がある打率を目標にすることで「損失回避」という損を極端に嫌がる心理が働き心理的重圧からも本来のパフォーマンスを発揮することが困難になってしまいます。

上昇選好を活用した目標設定を行うことで、イチロー選手は年間200本安打を10年間も達成するという偉業を成し遂げたのです。

〇〇%という目標は、下がることを恐れパフォーマンスの低下につながる場合があります。上昇選好を活用した目標設定を行い、結果として〇〇%を達成することが人の心理からも有効的です。

参考書籍

タイトルとURLをコピーしました